これまでに観た映画の感想を10作品まとめて掲載します。
- 151 ライアーライアー 洋画 1997年 87分 ☆☆☆☆
- 152 ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月 洋画 2004年 107分 ☆☆☆
- 153 クレイマー、クレイマー 洋画 1979年 109分 ☆☆☆☆
- 154 THE 有頂天ホテル 邦画 2005年 136分 ☆☆☆☆
- 155 地獄の黙示録 洋画 2001年 203分 ☆☆☆
- 156 スタンドアップ 洋画 2005年 124分 ☆☆☆☆
- 157 ボディガード 洋画 1992年 135分 ☆☆☆
- 158 手紙 邦画 2006年 121分 ☆☆☆☆
- 159 ポセイドン 洋画 2006年 98分 ☆☆☆
- 160 愛と青春の旅だち 洋画 1982年 124分 ☆☆☆
151 ライアーライアー 洋画 1997年 87分 ☆☆☆☆
<映画の感想>
親の嘘を嫌う子どもが、1日だけ嘘がつけなくなるように祈り、それが実現してしまうコメディです。その親が弁護士ということもあってさあ大変。
弁護士と嘘は切っても切れない関係にあるのでしょうか。依頼人のためなら事実を歪曲してもいいのでしょうか。というようなことを笑いを交えながら考えることができる作品です。
仕事と家庭の両立という面についても考えさせられます。ロースクール生は必見だと思います。
<キーワード>
ジム・キャリー モーラ・ティアニー トム・シャドヤック
152 ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月 洋画 2004年 107分 ☆☆☆
<映画の感想>
前作は思いっきりラブコメ路線で、今作もタイトルからして微妙な感じだったのですが、弁護士が絡んでいることから借りてみました。
予想に反して面白く、特にタイでのシーンはよかったです。
他人の荷物を預かると大変なことになるかも知れないのですね。
その後の弁護士の対応も勉強になりました。
仕事と恋愛という永遠のテーマについて考えさせられました。
<キーワード>
レニー・ゼルウィガー ヒュー・グラント ビーバン・キドロン
153 クレイマー、クレイマー 洋画 1979年 109分 ☆☆☆☆
<映画の感想>
作品を観るまではタイトルが何を意味するのかわからなかったのですが、クレイマーさんとクレイマー婦人との離婚訴訟が由来だったのですね。原題は「KRAMER VS KRAMER」ですからわかりやすいですけど、邦題だとよくわかりませんよね。
離婚と親権が中心的な話題で、仕事と家庭の関係に悩むクレイマーさんの苦悩が具体的に表現されています。かわいい子どもの親権を取り合う両親の必死さが伝わってきました。
DVDにはDVD化するに当たって製作されたと思われる出演者のインタビューが特典映像としてついていました。約20年後の俳優たちの姿を見ることができてとてもよかったです。あどけなかった子どもが生意気そうな青年になっていたのは驚きましたね。
この作品が有名になった(アカデミー賞5部門受賞)ことによる家庭裁判所に与える影響も大きかったようで、裁判官の判断にも変化が生じたらしいですね。離婚訴訟はつらすぎると言っていた速記者の話にも思うところがありました。
家事事件に興味のある人にお薦めです。
<キーワード>
1979年アカデミー作品賞 主演男優賞 助演女優賞 監督賞 脚色賞
ダスティン・ホフマン メリル・ストリープ ロバート・ベントン
154 THE 有頂天ホテル 邦画 2005年 136分 ☆☆☆☆
<映画の感想>
豪華キャストによるコメディもいいものですね。
夢を諦めるな、やりたいことをやれというようなメッセージ性の強い映画に弱い私としては大満足です。
<キーワード>
役所広司 松たか子 三谷幸喜
155 地獄の黙示録 洋画 2001年 203分 ☆☆☆
<映画の感想>
1979年の作品に監督自らが再編集したという特別完全版のほうを観ました。
原作に53分追加されていて、3時間を越える大作になっていました。
ベトナム戦争を描いた作品は数多くありますが、重さ、見ごたえともにこの作品は他の作品を凌駕していると感じました。まさに狂気がありのままに描かれています。
微妙に日本語が出てきたのには違和感を感じましたけどね。
<キーワード>
1979年アカデミー撮影賞 音響賞
1979年カンヌ国際映画祭パルムドール 国際映画批評家連盟賞
マーロン・ブランド マーティン・シーン フランシス・フォード・コッポラ
156 スタンドアップ 洋画 2005年 124分 ☆☆☆☆
<映画の感想>
原題は「NORTH COUNTRY」です。これをこのまま邦題にせずに、内容に忠実なスタンドアップとしたのはよかったと思います。
2000年に史上最大の賠償額となった訴訟(エリン・ブロコビッチ)が映画化されましたが、これは史上初のセクハラ訴訟です。
結論はわかっていますが、その過程に至るまでが詳細に描かれており、興味をそそられます。セクハラの過激さと父親のスピーチが印象的でした。
特典映像もは、実際の原告や被告企業の現社長などのインタビューも収録されていますから作品以外にも見所満載です。
<キーワード>
シャーリーズ・セロン フランシス・マクドーマンド
157 ボディガード 洋画 1992年 135分 ☆☆☆
<映画の感想>
ホイットニーの歌が聴きたくて観ました。もっと音楽のシーンが多いと思っていたのですが、それほどありませんでしたね。
ストーリーはよくある先の読めるベタなものでした。こういう予定通りに進む作品もたまにはいいですよね。
<キーワード>
ケヴィン・コスナー ホイットニー・ヒューストン ミック・ジャクソン
158 手紙 邦画 2006年 121分 ☆☆☆☆
<映画の感想>
犯罪者の人権や被害者の人権を扱った作品は数多くありますが、この作品は犯罪者の家族の人権について正面から扱った良作です。
犯罪を犯す者はその家族が事件後にどうなるかまで想像しないといけないというセリフには考えさせられるものがありましたね。
先日、作品の舞台にもなった千葉刑務所で行われた上映が放送されているのを見ました。無期懲役が4割を占める刑務所での上映は受刑者に何を考えさせたのでしょう。
<キーワード>
山田孝之 沢尻エリカ 生野慈朗
159 ポセイドン 洋画 2006年 98分 ☆☆☆
<映画の感想>
パニックム-ビーです。映画館で観ようと思いながらも機会を逃してしまったので、DVDで観ました。
上映時間が98分といろいろ起こるわりにはコンパクトにまとまっていてよかったです。カルネアデスの板を彷彿とさせるようなシーンもありましたし。
サクッと映画を楽しみたい人にはお薦めです。
<キーワード>
カート・ラッセル ジョシュ・ルーカス ウォルフガング・ペーターゼン
160 愛と青春の旅だち 洋画 1982年 124分 ☆☆☆
<映画の感想>
海猿の元ネタではないかと思わせられるような作品です。
海軍士官養成学校での厳しい訓練を通じて、友情や愛情を感じ、ともに成長していく訓練生がとてもリアルに描かれています。
後半の展開は一見の価値ありです。古い名作もいいものですね。
<キーワード>
1982年アカデミー助演男優賞、歌曲賞
リチャード・ギア デブラ・ウィンガー テイラー・ハックフォード