これまでに観た映画の感想 031-040

映画鑑賞

これまでに観た映画の感想を10作品まとめて掲載します。

031 アイ・アム・サム 洋画 2001年 133分 ☆☆☆☆

<映画の感想>
知的障害者を扱った作品で、重い内容でしたが、ところどころで流れるビートルズナンバーでそれを感じさせないところにうまさを感じました。

「デッドマン・ウォーキング」での死刑囚役に続き、知的障害者役という難役をこなしたショーン・ペンは必見です。また、ダコタ・ファニング演じるルーシーの愛らしさも見逃せません。

親権について争う法廷シーンや女性弁護士との打ち合わせシーンなどもありますので、法律を学ぶ人にとっても得るものは多々あると思います。

なお、DVDには特典映像があり、監督の解説や製作の裏話などを聞くことができます(ビートルズのオリジナルナンバーを映画で使うと使用料が高すぎるのでカバー曲をしようしたとか、知的障害者の施設でいろいろリサーチしたとか)。
やっぱり特典映像があるのとないのでは、映画の印象が異なりますね。

<キーワード>
ショーン・ペン ダコタ・ファニング ジェシー・ネルソン

032 ニュー・シネマ・パラダイス 洋画 1989年 124分 ☆☆☆☆☆

<映画の感想>
映画と映画館が好きになる映画です。
どこかで聞いたことのある切ないメロディーが非常に効果的に使われています。

ラストシーンは感動すること間違いありません。映画について人から聞くのを実際に見るのでは天と地ほどにも違います。

映画にあまり興味のない人に是非観てもらいたいですね。
なお、175分の完全版もあるようです。

<キーワード>
1989年アカデミー外国語映画賞 1989年カンヌ国際映画祭審査員特別賞 
フィリップ・ノワレ サルヴァトーレ・カシオ ジュゼッペ・トルナトーレ

033 卒業 洋画 1967年 107分 ☆☆☆☆☆

<映画の感想>
この映画のラストシーン(花嫁が教会から逃げるシーン)はあまりにも有名なので、そこからこの映画は単なる恋愛映画だと考えていましたが、実は深かったのですね。

大学卒業による将来への漠然とした不安などは誰にでもあることだと思います。

私はベンジャミンに感情移入して観ていたのですが、ミセス・ロビンソンに感情移入して観る人もいるみたいで・・・
誰に感情移入するかでかなり見方も変わってきそうです。

<キーワード>
1967年アカデミー監督賞 
アン・バンクロフト  ダスティン・ホフマン マイク・ニコルズ

034 ローマの休日 洋画 1953年 118分 ☆☆☆☆☆

<映画の感想>
映画好きなら絶対にはずせないと言われる不朽の名作です。70年も前の作品ですが、古さを感じることはありません。

ジョー・ブラッドレーの紳士的な対応にはあこがれますね。最後に追いかけないところも素晴らしい。この映画を観てローマに行きたくなった人は数え切れないほどいることでしょう。
アン王女のセリフもいいですよね。「You may ~~.」というのがいかにも王女らしくて。

ユーモアもいろいろなところにちりばめられていましたし、最高の評価以外は考えられません。

<キーワード>
1953年アカデミー主演女優賞 原案賞 衣装デザイン賞(白黒) 
オードリー・ヘップバーン グレゴリー・ペック ウィリアム・ワイラー

035 ライフ・オブ・デビット・ゲイル 洋画 2002年 131分 ☆☆☆☆

<映画の感想>
「評決のとき」では死刑を求刑する検察官を演じていたケヴィン・スペイシーが本作品では死刑囚を演じています。
「あなたはこの結末に納得できますか・・・」というどんな結末なのかを期待させるキャッチコピーが気になっていたので、観ました。

実際場面が二転三転することから、ある程度映画を見慣れてないとよくわからないまま終わってしまいかねません。

テーマは死刑制度の是非というよくあるものですが、その切り口が面白いです。
ここでネタをばらすとこれから観るであろう人に不親切なので、伏せておくことにします。

映画を観て考えたい人にはお薦めです。

<キーワード>
死刑制度の是非、冤罪
ケヴィン・スペイシー ケイト・ウィンスレット アラン・パーカー

036 フォー・ウェディング 洋画 1994年 108分 ☆☆

<映画の感想>
「Four Wedding and a Funeral」という原題からわかるように、4つの結婚式と1つの葬式が出てきます。

この作品は大学4年の時に履修した「スクリーンイングリッシュ」という授業で教材に用いられました。その中で、場面ごとにおける「fuck」の意味の違いなどを学び、英語の奥深さを知りました。

イギリスの文化を知るのによいかもしれません。

<キーワード>
ヒュー・グラント アンディ・マクダウェル マイク・ニューウェル 

037 プラトーン 洋画 1986年 119分 ☆☆☆☆

<映画の感想>
激しい戦闘シーンなど目の離せないシーンが多く、緊張感があります。

メインは戦闘シーンですが、戦場という極限状態での精神状態の描写などもあり、アカデミー賞4部門を受賞したというのもうなずけます。

映画を観た後でも、強烈な印象が残る作品です。

<キーワード>
ベトナム戦争、戦争倫理、「敵は自分のなかにいた」
1986年アカデミー作品賞 監督賞 編集賞 録音賞 ベルリン国際映画祭監督賞 
チャーリー・シーン トム・べレンジャー オリヴァー・ストーン

038 E.T. 洋画 1982年 115分 ☆☆☆☆

<映画の感想>
テレビでは何回か見たことがあるものの、じっくりと集中して観るのは初めてです。

月に自転車で上っていくシーンはいつ観てもいいものですね。

癒されたいときに観るのが良いと思います。

<キーワード>
1982年アカデミー作曲賞 視覚効果賞 音響賞 音響効果編集賞 
ヘンリー・トーマス ディー・ウォーレス スティーブン・スピルバーグ

039 イル・ポスティーノ 洋画 1994年 109分 ☆☆☆☆

<映画の感想>
漁師の息子がある大物詩人の専属の郵便配達員となり、その交流を描いた美しい作品です。詩を感じるセンスがないとつまらないかも知れません。

ほのぼのとしてゆったりした空気に癒されること間違いなしです。

<キーワード>
隠喩(メタファー)の使い方
1995年アカデミー音楽賞(オリジナルドラマ) 
マッシモ・トイロージ フィリップ・ノワレ マイケル・ラドフォード

040 ブラス! 洋画 1996年 108分 ☆☆☆☆

<映画の感想>
「戦場のピアニスト」同様、音楽が映画の重要な部分を占めている作品です。
最後の感動的な団長のスピーチも違和感なく受け入れることができます。

映画に音楽が絡むと本当に感動しますね。

<キーワード>
労働問題、炭鉱閉鎖問題、解雇、ブラスバンド
ピート・ポルストウェイト ユアン・マクレガー マーク・ハーマン

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oni
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知らなかったことを知ることに喜びを感じるAB型の会社員です。

このサイトには私が実際に体験したことの感想を中心に書いています。
記事を読んだ方の役に立つ情報を提供したいと考えています。

趣味:①歴史や法律の本を読むこと、②映画を観ること、③旅で非日常を感じること、④音楽を聴くこと、⑤ゲームでわくわくすること

資格:①行政書士、②宅地建物取引士、③ビジネス実務法務検定準1級、④英検2級、⑤柔道初段

学位:①公立大学の学士(法学)、②私立大学の法務博士(専門職)

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