これまでに観た映画の感想を10作品まとめて掲載します。
- 021 壬生義士伝 邦画 2002年 140分 ☆☆☆☆
- 022 戦場のピアニスト 洋画 2002年 148分 ☆☆☆☆☆
- 023 ロード・オブ・ザ・リング 2つの塔 洋画 2002年 179分 ☆☆☆☆
- 024 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 洋画 2002年 141分 ☆☆☆
- 025 アバウト・ア・ボーイ 洋画 2002年 100分 ☆☆☆
- 026 ライフ・イズ・ビューティフル 洋画 1998年 117分 ☆☆☆☆
- 027 トゥー・ウィークス・ノーティス 洋画 2002年 101分 ☆☆
- 028 チェンジング・レーン 洋画 2002年 98分 ☆☆☆
- 029 スパイ・ゾルゲ 邦画 2003年 182分 ☆☆☆
- 030 ロード・オブ・ザ・リング 洋画 2001年 178分 ☆☆
021 壬生義士伝 邦画 2002年 140分 ☆☆☆☆
<映画の感想>
何度観ても飽きることのない名作です。
舞台は、幕末の新選組で、新選組の全盛期から衰退期までが丁寧に描かれています。
たまにテレビで放送されることもありますが、残虐なシーンはカットされていました。私も映画館でこのシーンを見たときは、ドキッとしたものです。
この作品を観て新選組に興味を持ち、新選組に関する書籍を買ったり、壬生義士伝のコミカライズ版を買ったりしています。
コミカライズ版は、映画よりも掘り下げて表現されており、深い理解をすることができます。
<キーワード>
新選組、沖田総司、斎藤一、吉村貫一郎
中井貴一、佐藤浩市、堺雅人、滝田洋二郎
022 戦場のピアニスト 洋画 2002年 148分 ☆☆☆☆☆
<映画の感想>
公開前から話題になっていて、アカデミー賞を3部門獲得した作品です。
この作品は多くの殺戮シーンが出てきます。中でも、車椅子の老人がナチスの親衛隊員によって窓から突き落とされるシーンは目をそむけそうになりました。約80年前に実際に行われていたとは信じがたい出来事が次々に起こるにもかかわらず、淡々とストーリーは進行していきます。
最後のドイツ人将校の前で弾くピアノシーンは予告編などで知っていたので、ああここで来るのかという感じでした。やっぱり予備知識なしで観て、観終わってからいろいろ調べるほうが私には向いているようです。
最後に、この映画はドイツ語の知識があったほうがよりよく観られると思います。以前観た「ジャスティス」でもそうでしたが、ドイツ人はドイツ語を話します(ポーランド人は英語)。「Ich bin…Ich war Pianist.」などは英語に近いのでわかりやすいですが、複雑なドイツ語がわかったときはドイツ語を勉強してよかったと心から思いました。
<キーワード>
第二次世界大戦中のポーランド、居住移転の自由、平和的生存権、抵抗権
エイドリアン・ブロディ トーマス・クレッチマン ロマン・ポランスキー
2002年アカデミー主演男優賞 監督賞 脚色賞
2002年カンヌ国際映画祭パルムドール
023 ロード・オブ・ザ・リング 2つの塔 洋画 2002年 179分 ☆☆☆☆
<映画の感想>
2002年のアカデミー賞音響効果賞と視覚効果賞を獲っただけあって、映像のスケールの大きさと臨場感に圧倒されっぱなしでした。
「中つ国」という究極の非日常のなかでつぎつぎと起こる出来事とそれを後押しする座席が震えるほどの音響。戦闘シーンは呼吸をするのを忘れるくらい迫力がありました。
これは映画館で観るべき映画でしょうね。1作目を観ていなくても十分ついていけましたが、本当に楽しむにはやはり1作目から観ないとダメですね。
<キーワード>
イライジャ・ウッド ヴィゴ・モーテンセン ピーター・ジャクソン
2002年アカデミー特殊効果賞 音響効果賞
024 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 洋画 2002年 141分 ☆☆☆
<映画の感想>
レオナルド・ディカプリオ演じるフランク・W・アバグネイルが巧みに嘘をつき、それによりたくさんの人が振り回されるのを見るのは気持ちのいいものです。
自分の頭で考えているから、ルイジアナ州の司法試験にも合格するのでしょうね(この話は実話です)。
<キーワード>
FBI、小切手偽造、パイロット
レオナルド・ディカプリオ トム・ハンクス スティーブン・スピルバーグ
025 アバウト・ア・ボーイ 洋画 2002年 100分 ☆☆☆
<感想>
ヒュー・グラントファンの友達から薦められたので、久しぶりに観る映画としてこれを選びました。
何と言っても、最初のつかみがよかったです。ここにそのネタを書くと、これから見る人に不親切だと思うので書きませんが、洋楽好きの人は吹き出すこと必至です。
また、作品を通して音楽の使い方がうまく、観ていて心地よくなります。親の遺産で自由な生活をするなんてあこがれますね。
DVDの特典として未公開映像やインタビューがついており、本編同様楽しめました。作品の裏側がわかるのってうれしいですよね。
<キーワード>
38歳、無職、独身、シングルマザー、「killing me softly」
ヒュー・グラント レイチェル・ワイズ クリス・ウェイツ
026 ライフ・イズ・ビューティフル 洋画 1998年 117分 ☆☆☆☆
<映画の感想>
最初は英語の吹き替えで見たのですが、何か違和感を感じたため、イタリア語で観ました。
こういうことができるのがDVDのいいところですよね。
内容は「戦場のピアニスト」同様ホロコーストに関するものです。
でもこの作品はいたるところに笑いとユーモアがあふれていて、途中で間延びすることはありません。また、人が死ぬシーンも直接は出てきません。
<キーワード>
第二次世界大戦中のイタリア、平和的生存権
1998年アカデミー主演男優賞 外国語映画賞 音楽賞
1998年カンヌ国際映画祭グランプリ
ロベルト・ベニーニ ニコレッタ・ブラスキ
027 トゥー・ウィークス・ノーティス 洋画 2002年 101分 ☆☆
<映画の感想>
アバウト・ア・ボーイを観て、ヒューグラントに興味を持った私は、次にこの映画を観ました。
単なる恋愛ものかと思いきや、笑いの要素がたくさんあり、飽きることがありませんでした。日本人の観客を意識しているであろうところもいくつかあり、感心させられます。
内容は非常に楽しめるものですが、タイトルからはどのような映画なのかよくわからないところがちょっと・・・
欧米では辞職願いは2週間前に出すものというところからこのタイトルがついたのでしょうけど、私は知りませんでした。
もっとタイトルがわかりやすければヒットしたような気がします。アメリカでは興収9000万ドルですからね。ちなみに、冒頭のヒューの幼少期の写真は本物だそうです。
<キーワード>
ヒュー・グラント サンドラ・ブロック マーク・ローレンス
028 チェンジング・レーン 洋画 2002年 98分 ☆☆☆
<映画の感想>
「評決のとき」で被告人役を演じたサミュエル・L・ジャクソンの作品で、法廷ものということで観ました。これまでは、作品の内容で観る映画を決めていましたが、このごろはキャストにも注目するようになってきました。
この映画は接触事故を起こした一日を描いています。舞台はニューヨークで、今はなき世界貿易センタービルも映っています。DVDの特典映像で監督がこのカットを入れるか迷っていたと話していました。最近のDVDには特典映像がついているから楽しめますよね。
本編も期待していたより面白かったので、満足しています。
前評判がよく、期待していたのに、実際に観てそれほどではなかった時の落胆がある一方で、期待していなかったのに意外に面白かったときはうれしいですよね。
<キーワード>
車線変更、事故、弁護士倫理、ファイル、裁判、遅刻
ベン・アフレック サミュエル・L・ジャクソン ロジャー・ミッチェル
029 スパイ・ゾルゲ 邦画 2003年 182分 ☆☆☆
<映画の感想>
時間が3時間と長いながらも楽しく観ることができました。
ネットではあまり評価が高くありませんが、私は好きです。
友達とこの作品の話をしたところ、見ている視点が違うことに驚かされました。
私が流して観ていたところが、意外にすごいキャストだったりしたようです。
同じ映画を観た人と感想を語れるのはうれしいですね。
<キーワード>
朝日新聞記者、上海、ソ連の諜報員、「imagine」
イアン・グレン 本木雅弘 篠田正浩
030 ロード・オブ・ザ・リング 洋画 2001年 178分 ☆☆
<映画の感想>
2作目を先に見ていたことから、あのような凄い戦闘シーンを期待していたのですが、そういうシーンはあまりありませんでした。
2作目を見たときは、なぜ危険なところに敢えて向かうのか、なぜ戦うのかがよくわかっていませんでした。これを見てその理由がはっきりわかりました。2作目を見てから1作目を見るとやはり「前作は序章に過ぎなかった」という気がしますね。
後日、3部作を通して観ると、1作目には1作目の良さがあることがわかります。
<キーワード>
2001年アカデミー撮影賞 作曲賞 メイクアップ賞 視覚効果賞
イライジャ・ウッド イアン・マッケラン ピーター・ジャクソン